2018/1/3 Sopron -> Budapest

Sopron の駅で Budapest 行きの切符を買う。英語はあまりわからないみたいだったけど、何とか買えた。切符を見ると指定席っぽいけどよくわからない。後ろに並んでた人が英語わかるみたいで、親切に教えてくれた。

 

Sopron発Budapest行きの列車は機関車が牽引する客車列車。ヨーロッパにはまだまだいっぱい残っている。客車は古いのかと思ったらかなり新しくて、客席に電源もついているし、wifiも使える。でも6人一部屋のコンパートメント。いまだにコンパートメントの客車を新造しているらしい。ヨーロッパの鉄道は楽しいなあ。

Sopron 発 Budapest 行の機関車
客車の中はこんな感じ。伝統的なコンパートメント

2018/1/2 Pan-European Picnic Park

Sopron 郊外に東西冷戦崩壊の象徴が残っている。1989年夏、Sopron郊外のハンガリー・オーストリア国境で汎ヨーロッパピクニックが行われ、多くの東ドイツ市民が西側に脱出した。この後、東ドイツはボロボロになっていき、ベルリンの壁崩壊と東西冷戦終結につながった。そんな記念すべき場所が、Pan-Eoropean Picnic Park(汎ヨーロッパピクニック公園) として整備されているので、行ってみた。


青い線がSopron -> Pan-European Picinic Park, 緑の線が Pan-European Picinic Park -> Sankt Margarethen

公園はSopronの街から10km程離れたところにあるのだが、残念ながら公共交通機関はない。わざわざ車を借りるほどのことはないので、自転車を借りることにした。ツーリストオフィスで聞くと、少し町外れの Hotel Sopron で借りれるようだった。Hotel Sopron から北の方へ自転車で走り出す。30分ほどで国境に着いた。

借りた自転車。後ろのキャリアに荷物が挟めるようになってて便利
汎ヨーロッパピクニック公園近くのハンガリー・オーストリア国境 手前がハンガリー・向こうがオーストリア

国境には誰もいないかと思ってたが,オーストリア側にオーストリア軍の兵士が立っていて、オーストリアに入国する車を外から一瞥だけど簡単にチェックしてた。止められている車はいなかったけど。シェンゲン圏内の国境なのにこんなこともあるんだね。季節外れのせいか、公園には誰もいなかった。この公園は一応ヨーロッパ遺産になっているのだけど、観光客なんて皆無だった。そりゃそうか。

誰もいない汎ヨーロッパピクニック公園 中央やや左の奥の方に当時の監視塔が見える

再現された鉄条網が国境沿いにある。ベルリンの壁みたいに街中にあったわけではないけど、険しい峠でもなく、なだらかな丘陵地帯に突然鉄条網が現れる。日本の都道府県の堺の方がよっぽど自然なくらいに、この辺の国境って何もないところに突然現れる。しかもオーストリアとハンガリーは昔は一つの国だったのだし…

再現された「鉄のカーテン」

国境の鉄条網の説明

国境の監視塔は当時のものが残っている。冷戦時代の生き証人だ。ベルリンの街もどんどん変わっていく最近だけど、ここの国境にはまだ当時のものが残っている。もう東西冷戦の終わりから30年近く経っているんだなあ。

冷戦時代の生き証人 当時の監視塔

せっかく国境まで自転車で来たので、オーストリア側の最初の集落まで自転車で行ってみることにした。向かい風が強くて何度も途中で帰ろうかと思ったが、何とか最初の集落のSt. Margarethen までたどり着いて、村の看板の前で写真を撮って帰ってきた。

オーストリア側の最初の集落 St. Magarethen の入口

 

2017/12/31 Český Krumlov

プラハから世界遺産の町、チェスキークルムロフ(Český Krumlov) へ。最初の計画では考えに入っていなかったのだけど、直前に友達に是非行った方がいいと言われ、チェコからハンガリーの移動途中に行くことができるかと思い、急遽行くことに。

プラハからドイツ系の FlixBus で7ユーロちょっと。バス、安いなあ。泊まっていた宿からアクセスの良かった Na Knížecí バスターミナルからのチケットを全日に予約した。バスターミナルに行ってみると、案内所も何もなくてキオスクにおじさんが一人いるだけ。キオスクのおじさんがあっちのプラットフォームのバス停から出るよと教えてくれた。バス停には、最近の日本の高速バスのバス停みたいにちゃんと時刻と行先が書いてあった。

地球の歩き方を持ってウロウロしている日本人のおじさんにばったり会った。おじさんもチェスキークルムロフに明日行くようで、バス停を確認しに来たようだけど、切符売り場も何もないので戸惑っていた。チケット、ネットで買えますよと教えてあげたら、とても困った顔をして、携帯持っていないんです…。日本もそうだけど、ここ10年くらいでバスや飛行機のチケットの買い方って全然変わってしまった。ネットなくてどうやってチケット買うのか、今や僕には想像がつかない。初めて飛行機のチケットをネットで買ったのはキューバに行った10年前。今はなきコンチネンタル航空のサイトでメキシコ往復のチケットを買った。10万円以上払ったのに、遅れられてきたのはチケット番号や旅程が書かれたE-mail一通。本当にこんなんで飛行機に乗れるのかすごい不安だったけど、ちゃんと乗れた。アジア系やヨーロッパ系の航空会社はチケットっぽいpdfを送ってくれるからまだ良いけど、アメリカ系は本当にただのE-mailだからなー。あのおじさんはちゃんとチェスキークルムロフに行けたんだろうか。

Na Knížecí のバスターミナル。写っているのは乗ったバスではありません

チェスキークルムロフは中世の街並みが残っている世界遺産の町だ。ただし、この町の歴史はとても複雑で、神聖ローマ帝国時代はドイツ系住民とチェコ系の住民が共存していたが、その後オーストリアハンガリー帝国の一部となり、第一次世界大戦後はチェコスロバキアになり、はたまたナチスによってドイツに取り込まれ、第二次大戦後は結局ドイツ系住民が追放されてチェコスロバキア領になり、ずっと荒廃していたが、最近歴史的な価値が見直され、修復・整備が進んだらしい。まあそんなわけで完全に観光地なんだけど、街並みはきれいだ。広場にはクリスマスマーケットが出ている。

ちょっとこぎれいすぎる街並み
夕暮れの街並み
町の広場のクリスマスマーケット

本当は冬はシーズンオフなんだけど、今日は大晦日だから観光客で混んでる。外国人だけじゃなくて、プラハから来たであろうチェコ人も多い。お城は町外れの丘の上にある。観光客が多すぎて、お城に行く人の流れとお城から出てくる人の流れがすごいことになってる。なんだかなー。

町から見たお城。町の外の丘の上にある
お城の「大手門」的な…

お城の建物の内部は年末年始の間は中は見学できなかった。まあでも場内に入り、建物を外から見ているだけでも十分すごい。正門?からまっすぐ道が一本に続いていて、途中広場をいくつか通り、建物のトンネルを通り、どんどん奥に行けるようになっている。途中から見たチェスキークルムロフの町はガイドブックに載っている通りの湾曲した川沿いの素敵な雰囲気だった。

お城の中に入っていくと現れる広場。「二の丸」的な…
お城から見たチェスキークルムロフの町

城の奥の方には庭園があるんだけど、そこに行くまでの間にある大きな谷を越えるために高い石橋が架けられている。そしてその石橋の下の谷は、町の外から町の中に入るための通路にもなっている。中世からこんなのがあったんだからヨーロッパってやっぱりすごいなと。ローマには敵わないけど。

城に架けられた橋:左が大手門?側、右が庭園側;手前が町の外、奥が町の中です。かなり高い。

おまけ:大晦日なので、深夜は新年のカウントダウン付き。観光客みんな外に出てきたけど、1年前のフィレンツェに比べれば全然おとなしい。ビール瓶が飛んできたリ身の危険を感じることはなかった。花火はそこかしこで上がってたけど。

新年の花火

2018/1/1 Český Krumlov ->Sopron

チェコの Český Krumlov からハンガリーの Sopron へ移動。 Český Krumlov からオーストリアの Linz までのシャトルが満席で取れなかったので、プラハ行きのバスに乗って České Budějovice まで戻り、そこから鉄道で Sopron へ向かうことに。プラハ行きのバスは来た時と同じドイツの Flixbus。チケットはネットで買えるけどドイツの会社なのでユーロ建て。ドイツの影響すごすぎ。

České BudějoviceからハンガリーのSopronへは、オーストリア経由で鉄道移動。こんな複雑な切符、ちゃんと買えるのか不安だったけど、České Budějoviceの駅には、International の窓口があって、そこのおじさんは英語がちゃんとわかる人でした。すごい。。で、3回乗り換えのスケジュール表を印刷してくれて、切符も売ってくれました。偶然かもしれないけど、3回乗り換えがどれも10分以内の接続で、ヨーロッパの鉄道システムすげーと改めて思った。切符も通しで買えたし。検札のたびに車掌さんが首をかしげながら切符をよく見てたけど。

窓口のおじさんが印刷してくれた旅程表。ヨーロッパの駅はだいたいこれをくれる。
České Budějovice 発 Sopron 行きの切符。

České Budějoviceの駅はさすがに元共産圏だけあって、仰々しさが素敵でした。かなりボロボロだったけど。でも、ちゃんと機能しているのがいいですね。ちなみに、乗った列車は何故か全部、オーストリア国鉄(ÖBB)の運行でした。インターネットで時刻表全然出てこなかったんだけど、もしかしたら最初からÖBBのサイトで調べれば出てきたのかも。。。

České Budějovice の駅の内部。共産圏の雰囲気ばっちりです
Summerauの駅。チェコからオーストリアに入った最初の駅。ここから急に駅がきれいになった。
最後の区間、Wiener Neustadt から Sopron まで乗った気動車。この列車の最終目的地は Sopron の次の駅の Deutschkreutz なんだけど、そこはまたオーストリアです、なのでこの列車もオーストリア国鉄運行。ややこしい。